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● ● ● about us... ● ● ●

 大海原の端っこで、遥か彼方から届いたうねりが、 波となって砕ける瞬間にサーファーはその波に乗り、 彼はその波と融合しひとつになる。 宇宙の波動である波とひとつになることにより、 サーファーは波に乗っているその瞬間、矛盾に満ちた日常の束縛から解放され、 自由を味わい、その恩恵に感謝する。 そこには過去も未来も存在せず、あるのはただその瞬間に波とひとつになって存在している自分そのもの。


 波乗りは、波に乗っているその瞬間、過去でもなく未来でもない、ただ現在に生きることにおいて、とても瞑想的で精神的な活動です。波乗りを深く追求していくと、それは一つのスポーツ、レジャーとしての枠を超え、ヨーガや禅に通ずる深いものであることが分かります。そして日本の伝統・文化に即していうならば、「道」(どう)の精神、と言うことができるでしょう。


 Green Roof Surf Ashramは、ここに来るサーファー達と共に海に入り、波乗りから得られる恩恵を皆で共有していくための活動・交流の“場”としての、コミュニティー・スペースです。そしてただ海に入り波乗りするだけでなく、ヨーガを取り入れることにより、各々の波乗りを深め、その質の向上を図ります。波乗りとヨーガを実践することで、日々の生活をより充実したものへと改善していくことを目指しています。



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● ● ● BACKGROUND ● ● ●


 Green Roof Surf Ashramは、日本で最初のサーフィン雑誌「サーフィンワールド」の創始者、石井秀明によって、1994年に「グリーンルーフ波乗り道場」として、千葉県九十九里浜の東浪見に設立されました。現在に至るまで表立った活動は行っていませんでしたが、この度、管理人の井上馨をはじめ、たくさんの有志の方々の協力によりGreen Roof Surf Ashramとして本格的に活動を始めることとなりました。


 現在ここを管理させていただいている私(井上馨)が八丈島に2年間滞在していた際に、ご縁があって石井さんと知り合うことができました。「その時の出会いが人生を根底から変えることがある。」と、あいだみつおさんの言葉にありますが、私にとってはまさにそのような出会いでした。石井さんが、自給自足の生活を営み、命懸けで徹底的に、波乗りを精神修行として毎日の生活全体で実践している姿から、私は自分の人生を変えるような大きなものをたくさん学び、それらは私にとって大きな財産になっています。


 その一つにヨーガがあります。その頃、腰痛に悩まされていた私に石井さんが、いい体操があるから、と言ってヨーガを教えてくれたのです。それまでは、興味本位で本を見ながらやったことはあったのですが、実際に教えてもらったのはそれが初めてでした。腰痛が治ったのはもちろんですが、さらにそれは私の人生を大きく変えることになりました。


 石井さんが住む、波浪庵に顔を出すようになって1年が経とうとする頃、石井さんから「20年振りに雑誌をやる。」と言うことを聞きました。実際に身近で石井さんのライフスタイルを見ていた私は、この人が雑誌を始めたらすべてがひっくり返ってしまうような気がして、ドキドキしたのを覚えています。そして本当に幸運なことに、私は「波羅門」が世に産声を上げるまでの間をほんの少しずつではありますが、垣間見ることができたのです。


 そして「波羅門」が創刊されてすぐ、私はインドへと旅立ちました。二回目のインドだったのですが、一回目とは動機が全く違いました。今回はヨーガを習いに行く為に、というちゃんとした目的がありました。旅立つ前に私は、旅立ちの挨拶をしに東浪見にある石井さんの「波羅門」のオフィスを訪れました。一緒にクラシックポイントで波乗りした後、素晴らしい出会いがありました。「波羅門」の副編集長をされている方です。「波羅門」がこの世に産声を上げわずか6日目でしたが、その方は石井さんとの会話の中で、なにか不自然な動きが「波羅門」の周りに渦巻いていると言いました。すると石井さんは「それじゃあ2号目はないかもしれないな」と大きな声で笑い、そして「ホントにそうなったら幻になっちゃいますね」と私は冗談半分で言いました。


 私は「波乗陀仏」のサイン入りの「波羅門」を大切にバックパックにしまい、インドへと出発しました。インドでは、ヨーガの教室に通いながら、ヨーガや瞑想の練習をする毎日です。「波羅門」を開くたびに、ラッセンの記事の中にある「波乗りはまさに瞑想なのである。」という言葉は、本当だなと思わざるをえませんでした。それまでは瞑想が何なのかは想像の世界でしたが、実際に体験してみるとそれは本当だと確信できました。インドには3ヶ月のオープンチケットで行ったのでしたが、もうすこしヨーガや瞑想の練習をしたかったので、帰りのチケットを捨て、結局半年近く滞在しました。


 そして帰国の日、成田に迎えに来てくれた友人の口から、開口一番びっくりすることを聞かされました。創刊号にして、幻の編集長と言われていた石井さんが諸事情により、「波羅門」の編集長を降ろされ元編集長になってしまった、というのです。「波羅門」は私がインドに持って行った唯一のサーフィン雑誌でした。波乗りのことを思う度に、繰り返し読んでは波乗りに対する思いを深め、帰国後に第2号を読むのを夢に見るほど楽しみにしていたので、そのニュースは非常にショックでした。その後、石井さんのものでなくなった「波羅門」は、もはや輝きを失い、たったの2号目で廃刊になってしまいました。


 しかしそれを残念なまま終わらす石井さんではありませんでした。帰国後石井さんのいる東浪見のGreen Roofを訪れた際に、五日間にわたり滞在させていただき、石井さんの熱く燃えるポジティブバイヴレーションを全身に浴びてその熱意と、そして私のような未熟者に対して、人生の先輩としての熱いアドバイスにこころを打たれました。そして、夢のまた夢の様な話が石井さんの口から出てきたのです。「波羅門」の編集オフィスとなっていたGreen Roofを、波乗り道場として、なんと石井さんと共に住み共同生活を始めるというのです。私は最初信じられませんでしたが、もちろん二つ返事で道場に飛び込み、石井さんと私の友人のケンジとの共同生活が始まりました。


 そのような夢の生活にもかかわらず、私の力不足ゆえに、立派な道場はあるのに活動していない、というより、始動させられていないという非常に情けなくみっともない状態が1年半も続いてしまいました。しかしこの1年半は何も起こっていないように見えますが、私にとっては本当にたくさんのことを学ぶ勉強の時間でした。そしてようやくここにきてやっと少しずつ形になって参りました。ひとえに有志の方々の無償の惜しみない協力により成り立っております。


 まだ最初の一歩をようやく踏み出そうとしているところです。私たちに賛同してくださる方々のご協力なくしては成り立ちません。不備な点が多々あるとは思いますが、もしお気づきのことや、ご意見などがございましたら、アドバイスしていただけたらと思っております。


 少しのつもりがだいぶ長文になってしまいましたが、最後までお付き合いいただき誠に有り難うございました。一人でも多くの方にサーフィンの素晴らしさを分かっていただけるよう、誠心誠意歩んで行く所存でございます。もし興味がございましたら、気兼ねなくご連絡ください。心よりお待ちしております。
 



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● ● ● PHOTO ● ● ●


GREEN ROOF SURF ASHRAMの写真集です。



--ASHRAM(外観)--


--ASHRAM(内観)--
このスペースでは集まった人々がヨガや、瞑想を行います。



--中庭--
中庭には南国情緒あふれるヤシの木や、多くの緑で溢れています!!
中庭の芝生の上で大地を感じながらの昼寝は格別です!!


--クロ--
みんなのアイドル、
ASHRAM犬のクロ(女の子)!!


--畑--
庭の隅にはASHRAMで出た生ゴミで作った
自家製たい肥ですくすく育った無農薬野菜がずらり!!



--ASHRUMの母屋--
ASHRUMの向かい側にある母屋。

 
--ASHRUMの母屋のコミュニケーションスペース--
南向きの窓からは清々しい陽の光と、心地良い風が吹き抜けます。


 
--ASHRUMの母屋のロフトスペース--
コミュニケーションスペースの高い天井を見上げるとそこにはロフトが。


--ロフトからの眺め--
ロフトからは海沿いの田園風景と、東浪見の波チェックができます。


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● ● ● MAP ● ● ●




------ ADDRESS : 千葉県長生郡一宮町東浪見7497-3 ------


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